髙嶋の茶道録

茶道に関する記事が中心ですが、様々なことに言及するブログです。

八戸市総合茶会2022

 おはようございます。今回は前回の最後にお知らせさせていただいた通り、10月2日に行われた総合茶会の内容です。今回の茶席のテーマは昨今の情勢を踏まえて「平和」でした。そのため、主菓子も白鳩をモチーフにしたものでした。


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今回の床。掛け軸は尾関宗園筆「円相」。花は時候のもの。花入はラオス製。香合はミャンマー製の蒟醤(キンマ)仏画。2022年10月1日南部会館にて先生の撮影


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今回の主菓子。菓銘は「ねがい」。ハトをモチーフにしたが、家族いわくウサギに見えたらしい。2022年10月11日撮影

前日の準備から

 今回、私は総合茶会の前日の準備から参加しました。会場となった八戸市の南部会館には午前9時前には来ていたのですが、中には初めて顔を合わせる人ばかりでした。私は会場を間違えたのではないかと思いました。建物の中で先生と合流し、姉弟子方とも合流しました。

 その後で当日の準備をしました。私は掛軸や香合を置く場所の上を乾拭きしたのですが、割とささくれが多かったです。その合間を縫って私や当日点てる姉弟子方は作法の確認をしました。また、当日使用する茶碗の準備をしました。ドイツやスペイン、ポーランドで作られた陶器も茶碗として使用しました。

 この日は午前中で準備が終わりました。

当日の動き

 当日は現地に午前9時前に入り、最後の準備をしました。念入りに準備をしても、時間が経つのが早く感じました。開始時間になり、お客様が入ってきました。私たちは他の社中の先生の指示に従い動きました。姉弟子方がローテーションで点てていく中で私にも出番がきました。点てる前に他の社中の方から緊張しているか聞かれたのですが、周りの皆さんが思っているほどの緊張はありませんでした。私は2回点てたのですが、最初に点てた時は10人ほどのお客様でした。多少のミスはありましたが、その度に緊張の糸が切れたように思いました。2回目は30人近いお客様がいたのですが、最初よりも緊張はせずに点てられたと思います。2回目のお点前が終わった後で他の社中の先生が小さく拍手をして出迎えて下さいました。そこまで評価していただけるとは思っていなかったので正直嬉しかったです。

 後々思ったのですが、他の流派では高校の茶道部員が手伝っていたので羨ましく感じられました。

 今回の総合茶会は貴重な経験を積むことが出来て良かったです。また、地元の新聞代が取材に訪れていたようです。私はお会いすることもインタビューを受けることもありませんでしたが、近いうちに記事になることでしょう。