髙嶋の茶道録

茶道に関する記事が中心ですが、様々なことに言及するブログです。

出番消える初釜2023

 おはようございます。今回は1月15日の初釜についての記事です。

良い1年のスタートに

 私がお世話になっている社中の初釜は社中のメンバーが一同に会してお茶事形式で行います。お茶事というのは初炭-懐石(点心)-濃茶-薄茶という流れになります。お点前を分けてすることもありますが、今回は先生が全部行いました。先生のお点前で一服頂くという機会はなかなかないので、貴重なことでした。

 今回は兎年ということで茶室の前には兎の置きものが飾られてありました。


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今回は2023年の干支にちなみ兎の置物が飾られていた

 今回は11時半からの開始でした。初炭手前の後で昼食を頂きました。今回も昼食は仕出し弁当でした。


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今回の床。掛け軸は尾関宗園筆「円相」


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今回の昼食


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先生が作って下さった椀物

 昼食の後で主菓子に花びら餅を頂きました。初釜ではいつも花びら餅を頂くのですが、何故そうなのか調べてみました。私が拝見した記事では、起源は平安時代に遡るのだそうです。日本で茶の湯(茶道)の文化が始まったのが室町時代半ばなのでかなり以前からあるということになります。その後時代はかなり進み、明治時代に11代玄々斎宗匠京都御所に食事を納めていた川端道喜に依頼して作られたのが始まりと言われているようです。


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今回の主菓子。今回の初釜も花びら餅だった

悪天候か脚の痺れか

 いつもの茶事では主菓子を頂いた後で一度退席するのですが、今回は主菓子を頂いてすぐに濃茶を頂きました。その後で先生が続き薄と言って濃茶の後で続けて薄茶を点てるお点前をしました。

中立の後の茶室。茶事の前半と後半では茶室の様子が違う


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今回は水指、杓立て、建水、蓋置が同じ模様だった


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今回の花は白梅と椿

 その際に当初半東をしている姉弟子の一人と代わり水屋で薄茶を点てる予定でした。しかし、出番はありませんでした。この日は日中雪が降っており、初釜を早めに終わらせたい先生の考えがあったように思われます。また、私が脚を痺れさせてしまったことも要因として考えられます。

 次回こそはスーツや袴を着ても脚が痺れないようにしたいです。