髙嶋の茶道録

茶道に関する記事が中心ですが、様々なことに言及するブログです。

十よりかへるもとのその一

 おはようございます。前回の投稿から約2週間が経ちました。その間に驚きのニュースが飛び込んできました。何でも、タレントのローラさんが茶道を習い始めたというもので意外でした。

 今回は5月10日の稽古の内容です。

時候の趣向

 今回は時期的に遅くはなってしまいましたが、端午の節句ということでこのような掛軸とお花、香合でした。

掛軸は小栗千秋筆による良寛の歌、香合は琵琶

花は姫射干

学校茶道とは違い、茶室の中だけでも季節の移ろいというのが感じられます。

始まりはいつも

 今回が今季の風炉の初回というわけで、薄茶平点前でした。ブログをご覧の皆さんはどのように思っているかは分かりませんが、利休百首には以下のような句があります。

稽古とは一より習ひ十を知り十よりかへるもとのその一

風炉にしても炉にしてもシーズンの初めは一番簡単な点前から始めます。

写真はイメージ(2022年5月2日撮影)

 しばらくは薄茶平点前ですが、今月中に行われる稽古茶事が終わるあたりから濃茶点前が始まることでしょう。

 最後になりますが、前回のブログで羊羹を頂いた際に歯が痛いと書きました。あれから、念のためこの稽古の翌日に歯医者に行きました。噛み締めによるもので虫歯ではありませんでした。

teaturbo97.hatenablog.com