髙嶋の茶道録

茶道に関する記事が中心ですが、様々なことに言及するブログです。

夏限定のお点前2 洗い茶巾

 おはようございます。今回は7月18日の稽古記録です。


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掛け軸は藤井誡堂筆「直帰大海作波涛」(じきにたいかいにきしてはとうとなる)。香合は団扇。花は木槿、水引。

最高のごちそう……?

 今回は硝子で作られたお茶碗を使って洗い茶巾の稽古をしました。涼し気な感じのお茶碗でしたが、洗い茶巾もまた夏限定の稽古です。洗い茶巾はお点前の中で茶巾を畳みます。日頃の水屋仕事が結果として表れます。普段丁寧に茶巾を畳む人はより美しく見られ、そうでない人はそれなりに見られます。私は日頃から茶巾を丁寧に畳むように心がけています。洗い茶巾では茶巾を上げる時や茶巾を絞った後に茶碗の中にある水を捨てる際に水の滴る音がするのですが、暑い中で水の流れる音で涼を感じて頂くことがごちそうの一つというのです。私には茶道を習う中で未だに分からないことの一つです。

 また、今回は前回の稽古でご指摘頂いた部分を重点的に意識しました。柄杓を構える時に高めに浮つかず低めに抑えられたことが良かったです。